南北朝時代の倭国(後編)

(承前)南朝宋の元嘉二十年(443)、倭王済は遣使奉献し、五年前に珍が受けた安東将軍・倭国王の爵号を引き継ぐことを認められた。これに続く動きは、二十八年、そして大明四・六年に記録されている。永初から大明まで、何らかの事情で遅れることや記録の漏れがありうることを考慮すると、倭王は四年に一度の朝貢を割り当…