古代史を語る

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2016-10-01から1日間の記事一覧

天武天皇評伝(三) 入鹿と鎌足

舒明王はその治世の十三年十月に崩御し、王后の宝王女が翌年正月に即位した。これが皇極王である。蘇我蝦夷が大臣に留任するが、その子の入鹿《いるか》の活動がこの頃から目立ち始めた。日本書紀には「自ら国政を執り、威は父に勝る」と記されている。一方…